ICF コア・コンピテンシーとは

■ICFコア・コンピテンシーとは

国際コーチ連盟では「ICFコア・コンピテンシー」というものを規定しています。

英語で「ICF Core Competencies 」というのですが、日本語では「国際コーチ連盟が定める核となる能力水準」と翻訳されています。

よく、「ICFコア・コンピテンシー」のことを、
「私たちプロコーチが目指すものです。」とか
「プロコーチの指針です。」
といった話を聞くことがあります。

コンピテンシーという言葉は、『高いパフォーマンスをする人に共通して見られる行動特性』という意味です。ですので、「ICFコア・コンピンテンシー」はICFが認定するコーチで高いパフォーマンスをする人が共通にもっている行動特性」ということになります。

それもコア(核)な能力ということは、この能力がなかったらICFの認定コーチじゃないよね、というようなものです。

なぜ、すでに持っている能力と言っているかというと、ICFの認定資格(ACC, PCC, MCC)の審査がICFコア・コンピテンシーモデルに準拠にしているからです。

ICF認定コーチはコア・コンピテンシーがあると認められたから資格を取得したということになりますね。逆にいうと、この能力がなければICF認定コーチにはなれません。

ですので、ICFコア・コンピテンシーは、目指すところというより、私たち認定コーチが持っている能力であり、その能力を高めることが求められていると解釈しています。

■ICFの資格取得してからのほうが重要

では、ICF認定コーチであれば全員がすばらしいコーチとして認められてるのでしょうか?

それはお医者さんを参考にすると分りやすいです。

例えば、有名な医学部卒の医師の資格を取得した医師はすばらしい医師なのでしょうか?

医学部を卒業して医師免許を持っていいたら、ある水準の能力があることはわかります。

■ICFコア・コンピテンシーとは

国際コーチング連盟は2019年10月に「ICFコア・コンピテンシー」を更新しました。

ICF本部のウェブサイト www.coachfederation.org.

今までは、「ICF Core Competencies」でしたが、英語名も「ICF Core Competency Model」になりました。日本語では「国際コーチ連盟が定めるコア・コンピテンシーモデル」となりました。
(国際コーチ連盟は2020年に名称を国際コーチング連盟に変更しました。)
(2023年、ICFのWebsiteを見ると「ICF Core Competencies」に戻っています。)

時折、

「ICFコア・コンピテンシー」は、
「私たちプロコーチが目指すものです。」
「プロコーチの指針です。」

といった話を聞くことがあります。

コンピテンシーという言葉は、『高いパフォーマンスをする人に共通して見られる行動特性』という意味です。ですので、「ICFコア・コンピンテンシー」はICFが認定するコーチで高いパフォーマンスをする人が共通にもっている行動特性」ということになります。

それもコア(核)な能力ということは、この能力がなかったらICFの認定コーチじゃないよね、というようなものです。

なぜ、すでに持っている能力と言っているかというと、ICFの認定資格(ACC, PCC, MCC)の審査がICFコア・コンピテンシーモデルに準拠にしているからです。

ICF認定コーチはコア・コンピテンシーがあると認められたから資格を取得したということになりますね。逆にいうと、この能力がなければICF認定コーチにはなれません。

ですので、ICFコア・コンピテンシーは、目指すところというより、私たち認定コーチが持っている能力であり、その能力を高めることが求められていると解釈しています。

■ICFの資格取得してからのほうが重要

では、ICF認定コーチであれば全員がすばらしいコーチとして認められてるのでしょうか?

それはお医者さんを参考にすると分りやすいです。

例えば、有名な医学部卒の医師の資格を取得した医師はすばらしい医師なのでしょうか?

医学部を卒業して医師免許を持っていいたら、ある水準の能力があることはわかります。

しかし、その能力の度合いというのは、その医師がその後どのくらい実践をしたか、知識を得たかで差が出てきます。医師の姿勢が問われるところです。資格を取得しても怠惰だったら能力は落ちるでしょう。名医は医師の素養があるのでしょうが、一夜にして名医にはならないということです。

一方で、腕のいいすべての医師が患者さんに信頼されているのでしょうか。

地域で小さなクリニックを経営している先生のほうが、大きな病院の先生より患者さんからの信望が厚い場合もあります。

要するに、一生懸命勉強してICFの認定資格を取得しICF認定コーチになるということは、最低ICFコア・コンピテンシーがあると認められたことになるのですが、コンピテンシーを卓越するにはさらに自己の能力を開発し続けることが必要です。

クライアントと信頼関係を作り、共にコーチングジャーニーを歩いていく中で、私たちコーチは、さらにコーチとしての能力を磨くことが求められます。だからこそ、ICFも継続学習を認定コーチの資格更新の必須事項としています。すべて一人一人の考え方、在り方次第です。

私たちコーチングを職業としている者の学びに卒業はありません。

ICFコア・コンピテンシーの理解を深め、共に実践を積んでいきましょうね。

2016年6月29 日